どの指数のことか
暗号資産市場で「恐怖・強欲指数」と言えば、たいていは alternative.me が一日一回発表する暗号資産の恐怖・強欲指数を指します。株式市場で使われる同じ名前の指数は、別のところが別の材料で作った別物です。名前が同じでも出どころが違えば値も違うので、数字を見る時はまずどこが作った指数かを確かめる必要があります。この記事では暗号資産市場で最もよく引用される alternative.me の指数を基準に、公開されている構成のとおりに説明します。
0から100の間で市場の心理を示すという暗号資産の恐怖・強欲指数が、どんな材料をどんな割合で混ぜているのか、区分名の意味と限界、過去の記録を確かめる時の注意点をまとめました。
暗号資産市場で「恐怖・強欲指数」と言えば、たいていは alternative.me が一日一回発表する暗号資産の恐怖・強欲指数を指します。株式市場で使われる同じ名前の指数は、別のところが別の材料で作った別物です。名前が同じでも出どころが違えば値も違うので、数字を見る時はまずどこが作った指数かを確かめる必要があります。この記事では暗号資産市場で最もよく引用される alternative.me の指数を基準に、公開されている構成のとおりに説明します。
alternative.me は、指数を六つの材料で作ると公開しています。材料はすべてビットコインを中心に測ります。2026年10月時点でアンケートの項目は停止中と案内されているので、実際の計算は残りの材料で行われています。構成と比重は発表元が変えることがあるので、公式ページで確かめるのが確実です。
指数は0に近いほど恐怖、100に近いほど強欲です。このサイトの「恐怖・強欲 指数ガゼット」は、発表元の分類どおり0〜25を極度の恐怖、26〜46を恐怖、47〜54を中立、55〜75を強欲、76〜100を極度の強欲に分けています。この名前は数字を読みやすくするために付けたもので、その区分で何をすべきかという意味ではありません。境目に近い値は一日のうちにも名前が変わるので、名前より数字とその変化をあわせて見るほうが誤解が少なくなります。
材料を見ると、変動性、出来高、モメンタムのように値動きから出てくる値が大きな比重を占めています。そのためビットコインが急に下がれば変動性とモメンタムの項目がすぐ恐怖の側に傾き、着実に上がれば強欲の側に傾きます。つまりこの指数は、価格とは別に動く独立した情報というより、最近の値動きとそれへの反応を一つの数字にまとめたものに近いと言えます。指数が極度の恐怖だということは、たいていすでに価格が大きく下がったという意味で、それ自体が次の動きを教えてくれるわけではありません。
恐怖の区分はチャンスだという話がよく出回りますが、過去の記録を見ると、恐怖の区分が何週間も続いた時期も、強欲の区分が長く保たれた時期もあります。過去の記録でこの言葉を確かめるには、いくつか気をつけることがあります。同じ区分が何日も続くと、その後の結果が互いに重なるので、日数の分だけ独立した事例があるように数えると標本を水増しすることになります。またその期間にビットコインが大きく上がっていたなら、どの日を選んでも結果は良く出るので、区分ごとの結果は「すべての日」の基準と並べて見る必要があります。どの期間を選ぶかで結論が変わりうることも覚えておきましょう。
指数は分かりやすい一つの数字なので判断の根拠になりやすいのですが、定義をたどると、教えてくれる範囲は狭いものです。
「恐怖・強欲 指数ガゼット」は alternative.me の指数を2018年2月からすべて取り込み、今日の値と昨日・1週・1か月・1年前の値の比較、期間ごとの指数の流れとビットコイン価格、指数の構成要素を一つの画面に示します。また指数が各区分だった日の後、7・30・90日でビットコインが実際にどう動いたかを中央値と上がった割合で示しながら、すべての日の基準と比べ、重ならないように数えた標本数を別に記します。「サイクル コンパス」はこの指数をビットコインのRSI、モメンタム、ドミナンスと一緒にまとめて示し、ドミナンス レーダーでも同じ指数をドミナンスの横で見られます。
暗号資産の恐怖・強欲指数は、ビットコインの変動性、出来高・モメンタム、ソーシャルメディア、ドミナンス、検索動向を混ぜて0〜100にした数字で、値動きを大きく反映するため、たいてい価格と同じ方向に動きます。区分名は読みやすくするための表示にすぎず、過去の記録を見る時は重なる日と基準との比較をあわせて確かめる必要があります。この記事は指標の仕組みを説明したもので投資助言ではなく、どんな売買も勧めるものではありません。
リアルタイムで確認する